2025/07/30

治療例 ガミースマイルと左右の歯の大きさを歯肉整形で整える

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

今年も庭のじゃがいもを収穫しました。
といっても、今年はじゃがいもは植えていません。
実は去年の未収穫のじゃがいもが勝手に成長したんです。


今年は少ないし、小さいです。
畑の色んなところにたくさん生えてきたからかなり期待したんですけど残念ですね。

去年は、袋いっぱい収穫できました。
しかも去年もじゃがいもは植えていません。

やはり2年連続での収穫はわがままだったようです。
欲を出してはだめですね。

さて、治療例です。

今回は、「歯肉整形」です。

「歯肉整形」とは歯肉と歯との境目のラインが歪だったり、歯肉が見えすぎたりする(ガミースマイル)場合に、歯肉を切除して整えることで審美的に綺麗にする方法です。


治療前の写真です。
笑ったときに歯肉が多く見えているガミースマイルと、左右の歯の大きさが違うことを気にされて当医院に相談されました。

近くの歯医者さんに相談したら、削ってセラミックを被せる治療を説明されて、削るのは抵抗があったそうです。

「セラミック矯正」「クイック矯正」などとも呼ばれる治療で、歯を大きく削ってセラミックなどの被せ物を装着することで見た目を変える方法ですね。
「矯正」と名前が付いていますが、歯を動かしていないので「矯正」とは違うと思います。
歯を大きく削ると神経がだめになったり、歯の強度が落ちて将来的にトラブルが多発する可能性があります。
私としては安易に削って被せる治療方法はおすすめ出来ないですね。
10年後とかに歯を失ってしまったら、確実に後悔すると思います。


さて、検査とカウンセリング、治療説明などを行い治療に入ります。

治療は、麻酔して、電気メスで歯肉を切除していきます。
麻酔をしているので痛みは全くありません。少し、焼けた匂いがするくらいです。



治療直後の写真です。
上顎前歯6本治療しています。

かなり印象が変わったと思います。
ガミースマイルが完全に解消されたわけではありませんが、歯肉の割合がかなり改善されています。
左右の大きさの違いもあまり気にならなくなっています。
患者さんにはとても喜ばれました。

1週間くらいすると電気メスで切った傷もきれいになります。

治療費は 
1本につき 5,500円(税込み)
です。

「歯肉整形」の他の治療例はここから見れます。


歯の見え方で悩まれている方は気軽に相談してください。

歯肉整形についてはここにまとめていますので参考にしてください。






















記事が面白かったり、気に入った場合は「いいね!」して頂けるとありがたいです。




「完全予約制」「自費診療専門」「貸し切り診療」「マイクロスコープ設置」
広島県福山市駅家町法成寺
「SlowDentalClinic」


目立たない矯正
「マウスピース矯正」
ホワイトスポット治療
「Icon アイコン」
変色した歯を白くする
「ウォーキングブリーチ」
歯肉のホワイトニング
「ガムピーリング」
すきっ歯を削らず治す
「ダイレクトボンディング」
自宅で歯を白くする
「ホームホワイトニング」

歯茎の形を整える
「歯肉整形」
虫歯を精密に美しく治療
「ダイレクトボンディング」
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2025/07/19

スローデンタルクリニックの初診時のながれ

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

今回は、当院での初診時の流れについてご説明します。


まず、初診料は5,500円(税込)です。

この中には、相談・カウンセリング・レントゲンなどの検査費用がすべて含まれています。
治療を行わなければ、料金はこの初診料のみとなります。

 

当院は保険診療を行っていないため、保険証やマイナンバーカードは必要ありません



ご来院後は、まず問診票のご記入をお願いしています。
その後、当院のシステムについてご説明いたします。
当院は一般的な歯科医院と大きく異なる点が多いため、公式ホームページ(SlowDentalClinic)を一緒に見ながらご説明します。あらかじめ目を通していただけると理解がスムーズです。



その後、診察に進みます。
患者様のお悩みをうかがった上で、口腔内の確認、必要に応じてレントゲン撮影や型取りを行います(これらも初診料に含まれます)。
診察後はカウンセリングを行い、治療方針や費用についてご説明します。

 

初診では最大4時間の枠を設けています。
時間に余裕を持つことで、患者様のご質問やご希望をじっくりとお聞きすることができます。現在の悩みだけでなく、歯に関する素朴な疑問などもお気軽にお話しください。

 

治療は次回以降となります。
これは、ご自宅で一度冷静に考えたり、調べたりしてから治療に進んでいただくためです。納得の上で治療を始めたいと考えておりますので、ご理解いただけますと幸いです。


2025/07/05

治療例 ダイレクトボンディングで削らず・痛みなく「すきっ歯(歯間離開)」を改善

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。



すごく暑い日が続いていますが、体調は大丈夫ですか?
今年の夏は涼しいのかと思っていたらしっかりと暑くなっていますね。

今年も庭に植えた夏野菜の収穫が始まりました。
ナスやミニトマト、ピーマンの色は美しくて嬉しくなります。
ツヤツヤです。

さて、恒例の治療例の紹介です。
今回は、歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を歯に直接盛ることで歯の形や色を改善する審美治療「ダイレクトボンディング」です。

今回の患者さんは男性の大学生です。


上顎の前歯に隙間があり当医院に相談されました。
すきっ歯は歯並びの問題なので矯正治療が第一選択になること、他の治療方法なども説明しながらカウンセリングを行いました。

レジンは強い光を当てないと固まらないので、簡単にデモをすることができます。


デモをすると、治療後のイメージを患者さんと共有することができるので非常に有益だと考えています。
すきっ歯の治療を行うと必ず隙間の分歯が大きくなります。
せっかくすきっ歯が治っても今度は歯が大きいことが気になっては意味がないですからね。
デモでは治療後の様子を顔とのバランスなどを見ながら検討することができます。
デモ後は、レジンは完全に硬化していないので簡単に除去できます。

日を改めて、本番です。
当日は、ラバーダムを行い、清潔に保ち、しっかりと乾燥させレジンの脱離を防ぎます。



治療時間は約1時間半くらいです。
数種類のレジンを何層にも重ねて作っていきます。
左右の歯はちゃんと独立しているのでフロスも通すことができるので清掃性も高いです。
歯も削っていませんのでダメージはありません。
治療に痛みもないので麻酔もしていません。

ダイレクトボンディングの費用は
1本  44,000円(税込み)
となります。

ダイレクトボンディングは治療を行う歯医者のテクニックとセンスが結果に影響します。
私のテクニックとセンスはこんな感じです。
相談したいと思われた方は気軽にお願いします。

他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。


















2025/06/29

自費診療専門歯科医院とは?

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

当院は「自費診療専門」の歯科医院です。

自費診療専門の歯科医院は全国的にも非常に珍しく、多くの方が「なぜ保険診療を行っていないのか?」と疑問に思われるかと思います。ここでは、当院が自費診療専門という形をとっている理由について、改めてご説明させていただきます。


ほとんどの歯科医院は、「保険診療」を行っています。
保険診療を行うには、歯科医師が「保険医」として登録し、医院自体も「保険診療施設」としての登録が必要です。

保険診療には以下のようなメリットがあります:

  • 治療費の自己負担が1割〜3割と低く抑えられる

  • 全国どこでも、同じ金額で治療が受けられる

私自身も「保険医」としての資格は持っていますが、スローデンタルクリニックではあえて保険診療施設としての登録をしておらず、保険診療は行っていません


保険診療は国が定めた治療費の中で診療を行う仕組みです。しかし、その診療報酬は世界的に見ても非常に低い水準です。そのため、保険診療だけで医院を維持するには、短い時間で多くの患者さんを診る必要があります

結果として、

  • 一人ひとりにかけられる時間が短くなる

  • 「30分待ったのに、5分しか話せなかった」といった経験につながる

  • 丁寧な説明や、納得のいくカウンセリングが難しくなる

  • 十分な時間を確保できず、治療の質にも影響が出る可能性がある

さらに、保険診療施設には「応召義務(おうしょうぎむ)」と呼ばれるルールがあり、患者さんからの診療依頼を原則として断ることができません。人気が出て患者数が増えると、結果的に一人あたりの診療時間はどんどん短くなってしまいます。


こうした状況を避け、患者さんお一人おひとりとしっかり向き合った診療を行いたいという想いから、スローデンタルクリニックは「自費診療専門」という道を選びました。

この選択によって

  • 完全予約制による落ち着いた診療

  • 貸し切り空間でのプライベートな治療

  • 毎回、すべての治療を担当歯科医師が行う

  • 時間をかけた丁寧なカウンセリングと治療

が実現しています。

正直なところ、保険診療と自費診療を併用する方が経営的には安定しやすく、利益も大きくなるかもしれません。しかし、私は「患者さんにとって本当に価値ある診療とは何か」を突き詰めた結果、自費診療専門という選択に至りました。

スローデンタルクリニックは、一般的な歯科医院とは異なる特徴を持つ医院です。そのため、最初は驚かれるかもしれませんが、患者さんにとっての最善を第一に考えた上での答えです。どうかご理解いただければ幸いです。




2025/06/08

治療例 マイクロスコープ+ダイレクトボンディング 前歯の虫歯をできるだけ小さく削り目立たないように治す

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。


今年初の野菜 ピーマンを収穫しました。
今年はナス ピーマン ミニトマト さやえんどうを植えましたが、ピーマンが最初ですね。
ツヤツヤで美味しそうです。
やはり収穫は嬉しいですね。

さて、今回ご紹介する治療例は、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」を使い、前歯の虫歯(カリエス)を目立たないように「ダイレクトボンディング」で治療したケースです。

「マイクロスコープ」とは、歯科専用の高性能な顕微鏡のことです。



実際にこの機器を使った治療を受けたことがある方はまだ少ないかもしれませんが、非常に大きなメリットがあります。

代表的なメリットは次の3つです:

  • 視野を大きく拡大できる

  • 明るくはっきりと見える

  • 治療の様子を録画できる

歯は1cm程度と非常に小さく、しかも口の中は暗くて見えづらい場所です。そのため、肉眼だけでの治療には限界があります。たとえば、直径1mmほどの小さな穴の中の状態を、裸眼では正確に把握することは困難です。

しかし、マイクロスコープを使えば、治療部位を大きく拡大して明るく照らしながら確認できるため、「削りすぎない」「削り残さない」など、治療の質を格段に高めることが可能になります。

さらに、治療中の映像は動画として記録することができます。今回掲載した写真も、実際の治療動画からの静止画です。

当院では、治療後に患者さんと一緒にこの動画を見ながら説明を行っています。

  • 治療前はどんな状態だったのか?

  • 虫歯はどれくらいの大きさだったのか?

  • 実際の治療はどのように行われたのか?

  • 治療後はどうなったのか?

といった内容を、視覚的に確認していただけます。

一般的な歯科治療では、治療前後に鏡や写真で見せることはあっても、治療の途中経過を患者さん自身が目にする機会はまずありません。しかし、マイクロスコープを用いることで、それが可能になるのです。

実際にご覧いただくと、多くの患者さんが「こんな風に治療されていたんだ!」と強い関心を持って見ておられます。

では実際の治療写真を見せながら紹介していきますね。

まずは、治療前の口腔内写真です。





今回の症例は、左上の1番目の歯(中切歯)の遠心側、つまり2番目の歯との間にできた虫歯(カリエス)の治療です。

表側からはほとんどわかりませんが、裏側から見ると、黒く変色している部分がうっすらと透けているのが確認できます。




こちらが治療後の写真です。
内側にあった黒い影が消えているのが分かると思います。

ここからは、マイクロスコープで撮影した実際の治療の様子をご紹介します。
映像は動画から静止画を取り出したもので、画質は若干落ちています。


動画から取り出しているので少し画質が落ちます。


緑色のシートは「ラバーダム」です。

治療中に唾液などが入り込まないよう、ラバーダムというゴムのシートを使用しています。
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.slowdentalclinic.com/%E3%81%93%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0

また、隣の歯を傷つけないように、薄い金属のフィルムでしっかり保護しています。

裏側から慎重に削っていくと、すぐに虫歯のある「穴」に到達します。
中はまさに虫歯のイメージ通り、真っ黒な状態です。


この穴の大きさはわずか1mm程度。
しかし、マイクロスコープで拡大すると、細部までしっかり確認しながら処置できます。




細いバーを使い、虫歯の部分だけをピンポイントで削っていきます。



次に使用するのが「う蝕検知液」という、虫歯の部分が青く染まる専用の液体です。
青く染まった部分のみを削り、染まらなかった茶色い部分は削りません。
この段階で、必要な処置だけを行うことで、削りすぎや削り残しを防ぐことができます。


接着力を高めるために表面を酸で処理するエッチング処理です。


接着剤を塗布するボンディング処理です。


液体状のコンポジットレジン(CR)を流し込んでいます。


最後にラバーダムを外し、かみ合わせなどをしっかりチェックして治療終了です。

裏側から最小限の範囲だけを削っているため、表側には一切影響がありません。

マイクロスコープを使った治療は、非常に精密かつ最小限の処置が可能になるという点で、患者さんにとっても大きなメリットがあります。
ただし、使いこなすにはある程度の訓練と経験が必要です。

現在の私の技術では、このようなレベルの精密治療が可能です。
どうぞお気軽にご相談ください。

他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。