訪問診療というのは、通院できない人を対象として、自宅や施設などに治療を行いにいくことです。
老衰や認知症、先天的な障害、事故、病気等によって通院が難しい人を対象にしています。
その訪問診療先の施設での出来事にちょっと考えさせられました。
往診であるご老人を見せて頂いている時に、そこのスタッフさんが、
「相談があるんですが・・・。この方は、口の中が汚くて、口臭もあるし、出血もあるから、今ある歯を全部抜いて総入れ歯にすることは出来ないんですか?ご家族に説明してもらえませんか?」
と、言われました。
「・・・・」
言葉をなくすというのはこういうことかと思いましたね。
でもすぐに
「その考え方は良くないと思います。もし自分が年をとってまわりの人からそのように言われたらどう感じますか?もしお口の中が汚いと思うのなら口腔ケアをしてあげるのはどうでしょうか?」
と、説明させていただきました。
特に深く考えずに出てきた言葉なのかもしれませんが、
新聞やニュースで施設や自宅での介護虐待などが報じられていますが、このような考え方から来ているのかなぁって思いました。
必ずみんな年をとって老いていきます。
最後には誰かに頼らないといけない時期が来ます。
その時を想像できたらそんな発想にはならないと思います。
考えさせられますね。
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