当医院でも、MTAセメントを常に用意しています。
MTAセメントは非常に生体親和性が高い素材です。
「生体親和性が高い」というのは、細胞との馴染みが良く、生体がその材料を異物として認識しにくく腫れてこないということです。
この生体親和性が高いということを利用して、
むし歯を削っていったら神経が出てきてしまったけど、神経を残せそうな場合にこのセメントでその穴をふさぐことで神経を残せる可能性があります。
「覆髄」という方法です。
これは以前から別の素材（水酸化カルシウム）などでする方法がありましたが、MTAセメントのほうが成功率は高いそうです。
出来るだけ神経を残した治療をするには必要なアイテムです。
あと、根の治療をしていて、どうしても根に穴が開いた場合もこのセメントを利用すると予後が良いようです。
こちらも出来るだけ歯を残す治療をするには必要なアイテムです。
どちらの場合も、その時に無いと意味がないので常に準備しておく必要があります。
ちなみにこのセメントは非常に高いので、保険診療で利用すると確実に赤になります。
１ｇで1万円ぐらいします。
金より高いってことですね。
ので、保険外診療で利用されることが殆どだと思います。
ちなみに、この写真の製品は「MTA アンジェラス」という製品で、０．１４ｇずつ小分けして袋に入っています。
なので、使い切りことが出来るので非常に衛生的！
ということでMTAセメントには色々な製品がありますが、私はこの製品を使っています。
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歯と同じ色の樹脂であるコンポジットレジン（CR)を、直接、歯に盛り足していくことで、
むし歯の治療や、歯の形・色をかえたりすることが出来る
審美歯科治療方法「ダイレクトボンディング」
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