2012/09/05

治療例 歯ぐきがかぶって治療が難しい虫歯治療(CR)

今回は、ちょっと治療しにくいところの虫歯治療を紹介。



右上の7番目の歯です。
虫歯の場所は、隣の歯との間の、歯ぐきが少し覆いかぶさっているところです。
歯ぐきの境目の少し茶色いところがそうです。

非常に見えにくいところですね。

現在勤めている病院のスタッフで20歳代の女性です。

簡単な検診をしていたら見逃してしまいそうな感じですが、
スケーリングをしていて偶然発見したそうです。 
スケーリングは細かいところまでチェックできる利点もあるように思えるので、私は好きです。

で、実際診てみると、穴が開いています。
レントゲンで確認してみると隣接面(隣の歯との重なっているところ)には虫歯は広がってはいませんでした。

さて、問題なのは、歯ぐきが半分覆いかぶさっていることです。
このまま削ると、歯ぐきを傷つけて出血して詰め物が非常にやりにくい。

という事で、教科書通りにやっていきます。

まず、歯肉圧排糸という歯ぐきと歯の間に入れて歯ぐきを少し圧迫して下げる糸を入れてみました。
糸をとれば元の状態に戻ります。痛みも軽く入れる分にはありません。



良く見えるようになりました。
虫歯の部分も歯ぐきより上になり、これなら歯ぐきを傷つけないで削れそうです。


虫歯の部分を削り取りました。
出血なしです。


後はCR(コンポジットレジン)を詰めるだけ。
アプローチしやすくしていたので、非常に簡単に出来ました。

ひと手間かかりますが、やはり基本は大切ですね。

他のコンポジットレジン(CR)の治療例


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