前回のブログ記事「ホワイトスポットとは?」の続きです。
前回も書きましたが、ホワイトスポットの治療はなかなか悩みます。
というのも、初期虫歯や単なる形成不全であり削るべき部分では無いからです。
でも、見た目がきになる。
どうやって歯に負担が少なく目立たなくするか?
ということで、患者さんと初診時に色々ディスカッションを重ねました。
これだけで1時間くらいかかりました。
結果として、歯を削らずに表面に歯と同じ色の樹脂コンポジットレジンを盛ることで目立たなくするという方法(ダイレクトボンディング)を取ることにしました。
初診時に、どんな感じでするのか、目立たなくなるのかを知ってもらうために、表面処理せずに、レジンを簡単に盛ってみて見てもらいました。
この時に、盛るレジンの色も何種類か試して色も決めました。
そして、日を改めて本番です。
治療前
写真より実物のほうが向かって左の歯(右1番の近心)のホワイトスポットがかなり目立っていました。
治療後
かなり目立たなくなったと思います。色を決めるときに、ホワイトスポットと歯の色の間の色で、透過が少ないレジンを選んで盛ってみました。
すると色がお互いに歩み寄って境目がぼやけるという企みです。
なかなかうまく行ったと思います。
患者さんも喜んで頂けたようで、その次にチェックに来られた時に
「やってよかったです」
と言って頂けました。
ちなみに、
ついでなので、矢印の部分の形も変えています。
これのほうが全体的に優しい感じになったと思います。
こちらは先端ですので透過率が良いレジンで盛って、先端に波の形を作って自然な感じに仕上げています。
気が付かなかったでしょ?
全く削らなくレジンを盛るだけなので、10年とかしてホワイトスポットも受け入れれるようになったら変色してきたレジンを削ってしまえば元に戻ることが出来ます。
削ってしまったら変色してくるごとに削って詰め替えないといけませんからね。
色々試行錯誤して何とか患者さんの希望に添えられたようで良かったです。
ダイレクトボンディングについて詳しく知りたい方は、
▼ダイレクトボンディング in広島福山
を参考にして下さい。
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歯と同じ色の樹脂であるコンポジットレジン(CR)を、直接、歯に盛り足していくことで、
むし歯の治療や、歯の形・色をかえたりすることが出来る
審美歯科治療方法「ダイレクトボンディング」
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