Slow Dental Clinic　広島県福山市の自費専門歯医者さん: 歯医者と腰痛とヨガ

2018/09/05

歯医者と腰痛とヨガ

SlowDentalClinicの院長の東（あずま）です。

強い台風が通り過ぎましたが、皆さん大丈夫だったでしょうか？
当医院がある福山市は毎回のことながら特に強い雨が降ることは無く大丈夫でした。
実家の和歌山はものすごいことになっていたようで、窓を閉めていても、窓が風で動いて隙間から雨水が入ってくる状況だったそうです。
怖いですね。

福山市は少し前の西日本豪雨の影響で、今だに山陰本線が止まっています。
台風も油断してはいけませんね。

さて、話は変わりますが、今回は腰痛についてちょっと話を書こうかなって思います。

知り合いの歯医者さんが腰痛になっていたので、少し前の自分を思い出してしまいました。
そう、私も３年くらい前は腰痛で非常に苦しんでいました。
もともと大学生くらいのときからたまに腰痛になっていて、歯医者になって何度か大きな痛みが出ていました。
でも、数日おとなしくしているとだんだん落ち着いていくという感じでしたね。

歯医者さんに腰痛持ちはとても多いと思います。
理由は座っての作業であり、覗き込むようにして腰に無理な体勢をすることもあるからです。
私は途中で、このままではやばいと思い、診療スタイルを変えることを思いつき、水平診療、ミラーテクニックをするｐｄスタイルのセミナーに行きそれを取り入れました。
（ｐｄスタイルについては▼こちらを参考に）

ｐｄスタイルを導入してからは腰に負担は減りましたが、福山市に移ってきて、訪問診療に力を入れている歯医者に務めるようになって腰痛が再発しました。
これは仕方ないですよね。
往診では、患者さんはベットで横になっていたり、車椅子に座っていたりして、自分の理想的な位置で診療は出来ないことが多いです。
口が開きにくかったり、抵抗されたりすることもあります。
その中で診療するとなるとどうしても術者である歯医者が辛い姿勢をすることもあります。

で、ついに３年ほど前にひどい状態になりました。

どんなに安静にしていても腰痛は弱まることは無く、右足はしびれ、歩くのも辛くて、最終的に横になっているの辛くて、夜寝返りの痛みのために寝れなくなりました。
腰痛持ちの人はわかってくれると思うのですが、どの姿勢も辛いのです。
安静にしたくてもどの体勢も痛いからどうすれば良いのかもわからないという状態でした。
腰痛は「人生終わった」って思わせてくれますね。
何も出来ないし、何もしてなくても辛い。
肉体的にも精神的にも追い詰められました。

「これはもう歯医者をやめることも考えないとなぁ」って思ったりもしました。
リスクも受け入れて手術かなぁ・・・なんて思っていました。

でも、手術は怖いし、数ヶ月完全に休まないといけないからまずは自分で出来ることはないのかと思って、いろいろ調べました。
その中で、「ヨガ」をしてみようと思いました。
ヨガは昔からあり今だにされている人は世界中に多い。
ということは確実に悪いことはないに違いないと思っていました。

「どうやってしようかなぁ」ってなりましたが、ヨガ教室に通うのは時間的に無理だし、そうすると続かないと思い、ＹｏｕＴｕｂｅで自分ですることに決めました。
それなら、時間も自由だし、気軽に出来ると考えてです。
やっぱり人が近くにいると恥ずかしいですからね。

上の動画が実際に私が見つけた腰痛に効くヨガの動画です。
これを毎朝犬の散歩前にタブレットで横で流して行っています。

最高に痛みがあった３年前に始めて、最初の１週間でしびれがなくなり、動けるようになり、１ヶ月で完璧に回復しました。
それから一度も腰痛で苦しむことはなくなりました。
もう驚きでしたね。
あれから毎日欠かさずヨガを行っています。

患者さんや知り合いに毎日ヨガしていると話すと「すごいですね」って言われますが、あの「人生終わった」って思っていた状態に戻る恐怖を考えると誰でも出来ると思います。

さて、この体験から私が思ったのは、対処療法だけではだめだということですね。

痛みがある→薬を飲む。
痛みがある→接骨院などでマッサージをしてもらう。

これは所詮対処療法で、根本的な改善はされません。
一時的には回復しますが、すぐにまた再発し、最終的には改善しなくなると思います。
やっぱり、腰痛にならない体を作るということが必要なのです。
ヨガは筋トレと違ってしんどいことはありませんからとてもおすすめです。
実際に回復した私は完全なヨガ信者ですね。＾＾

これを歯に当てはめると、