入学のための検診の時期になりました。
学校検診などが始まると歯医者さんには、対象の子供たちがやってきます。
その中で、
「健診のときに虫歯があると言われたから来たのに虫歯が見つからない」
ということがあります。
そうなると忙しい合間に連れてきた親としては
- 「健診した歯医者さんがミスをしたの？」
- 「今見てくれている歯医者さんは虫歯を見つけられないの？」
って疑問が湧いたり、不満が出たりします。
ちょっと知り合いに質問されたので、せっかくなのでこちらにも記事にして残しておこうと思います。
学校検診などは、多くの人数を暗い場所で見えにくい体勢で見ていく必要があります。
- １００人くらい一気に診る必要があり一人あたりにかけれる時間はとても短いです。
- 診療室のような診やすい体勢でも、明るさもありません。
- 器具もミラーだけだったりして、歯の溝などについている汚れを触ったり除去したりすることが出来なかったりします。
このような条件の中で検診をしていることをまずご理解頂きたいです。
あと、
検診の中で
「本当は虫歯なのに見落として正常としてしまう」
より
「本当は正常なのに、虫歯としてしまう」
という方が、まだ良いですよね？
虫歯だと思って、歯医者さんに診せに行ったら大丈夫だったとしても問題はありません。
ラッキーと思いましょう。
でも、
大丈夫だと思っていて虫歯が進行してしまうのは大問題です。
なので、
検診する時は、
怪しい場合は悪い方、この場合は虫歯にしておきます。
特に、直前にチョコレートを食べられると、歯の溝に黒く入り込んで虫歯のようにも見えます。
診療室なら触って確かめられるのですが、検診ではそれは難しいのです。
忙しい中、子供を連れて歯医者さんに行くのは大変だと思いますが、
検診のシステム上こういうことは起こる可能性はあります。
ご理解いただけるととてもありがたいです。
それと、虫歯が全く無い子供たちは、なかなか歯医者さんに行って診てもらうという機会が少ないです。
調度良い機会と考えて、
- 子供たちに歯医者さんに行くのに慣れてもらう。
- いろいろ聞いておきたかったことを歯医者さんに質問する。
- いろいろアドバイスをもらう。
- フッ素塗布をしてもらう
などに利用して下さいね。
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