2013/12/27

消費税 5%から8% 歯科治療料金への影響

来年の平成26年4月から消費税が5%から8%に引き上げられます。

これは歯科にはどんな影響をあたえるのでしょうか?

まず、患者さんからの目線。

保険診療に関してはもともと消費税は非課税です。
消費税の課税がなじまないということです。
診療明細書をみても消費税は入っていないはずです。
なので、消費税の分がそのまま値上げになることはなさそうです。

ですが、今度は歯医者さんからの目線。

歯医者の方は、色々消費税を払っています。
材料や器具・器材を買うと消費税を当然払います。

つまり、患者さんから頂く報酬は変わらず、その報酬に必要な材料や器具・器材は消費税が上がった分、値上がりします。

入るのはそのまま、出るのは増える。
うーん。大変です。


保険診療は、国が「この値段で全国統一でやってね」って決めているものであり、
病院側が「これでは赤字になるから、値上げしよう」って出来ないんですよね。

この値上げ分を国が値上げしてくれないと病院側の収入は下がるということです。
「病院が努力すればいいでしょ?」って思うかも知れませんが、
そんな簡単なものではないです。
ただでさえ、世界でも格安で治療を提供している日本の歯科ですからね。

国の何らかの大作が必要だと思います。


では、保険診療以外はどうなるのかというと、もちろんメタルボンドやオールセラミック、矯正、インプラント、ホワイトニングなどの自費診療、歯医医院で購入する歯ブラシなどは、
すでに消費税がもちろんかかっています。

なので、それは消費税がアップするともちろんアップになります。

が、他の一般的な商品もそうですが、売り側は値上げしていないけど、
消費者から見ると実質値上げとなるので、
売り側が、値下げして、消費税の増えた分を補うということが起きそうです。

消費者から見ると、消費税上がった分を、値上げしないお店は素晴らしいように感じますが、
実際はもっとよく考える必要がありそうです。
値下げするということは、お店側の利益が減るということです。
つまり、そのお店の利益が減り、従業員に支払われるお金も、設備などにかけるお金も、税金も減ってしまいます。
結局、それは直接ではないですが消費者に戻ってくるわけですね。

難しいですね。

私の病院は、色々考えた結果、消費税通りにアップする予定です。

つまり、マウスピース矯正は、
現在、片額 315,000円 上下両方 525,000円 が、
            ↓
4月から、片額 324,000円 上下両方 540,000円に上げる予定です。

患者さんに取っては実質値上げですが、ご理解をよろしくお願いします。



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