歯科医師を手伝ってくれる歯科衛生士さんと、歯科助手さんがいます。
そして、今回の主人公、歯科技工士さんです。
この歯科技工士という職業は裏方さんなので、一般の人はあまり知らないと思います。
歯医者で詰め物、被せ物、入れ歯などの型を取ると、それに石膏を流して歯の模型を作ります。
それを歯科技工士さんにわたして、詰め物、被せ物、入れ歯を作ってもらいます。
そうなんです。
詰め物、被せ物、入れ歯は歯科医師が作っているわけではありません。
一応、歯科医師も免許としては作ることは可能ですが、歯科技工士さんに作ってもらっているのです。
やはり専門に作ってもらっている方が上手ですからね。
さて、この歯科技工士という職業は、専門知識、技術、繊細さ、手先の器用さなどが必要で、
非常に重要な職業であるのに、とても過酷な業種でもあります。
今回、歯科技工士さんの記事があってので紹介します。
▶毎日朝10時から深夜4時まで働く中で・・
1日16時間×週6日で月収20万円、歯科技工士の現実(前編)
この記事の歯科技工士さんのお話は別にオーバーな話ではありません。
実際、わたしも色々な技工士さんに会ってお話を伺いましたが、ほとんどこの話と同じで、
朝早くから深夜まで、しかも休みなしという過酷な環境で仕事をされています。
なぜこんな事になったのでしょうか?
保険点数が数十年ほとんど変化ありません。
これはどういう事かというと、同じ治療をしても、数十年前と今と歯医者に入ってくるお金は同じということです。
患者さんに取っては良いことのように思えますが、
物価の上昇、人件費の上昇、金属の高騰を考えるとありえません。
この影響で、歯医者側は、人件費や材料費、最終的には技工料も抑えることになります。
技工料というのが、歯科技工士さんに支払われるお金です。
歯医者に入ってくるお金が変わらないのに、技工士さんに入るお金も変わるわけはありません。
ということで、歯医者に比べ弱い立場の技工士さんがこのような現状になっているのです。
離職率も非常に高くて、わたしが知っている人でも、
あまりに過酷なので辞めて介護職に転職してる人もいます。
転職して時間的にも、給料面でも良くなったと言っていました。
こんな状況では、歯科技工士になろうとする人は確実に減っていきます。
非常に大切な縁の下の力持ち的な位置にいるのにです。
将来は、技工物は中国に全部出すしか無いという状況になるのでしょうか?
どうすれば良いのでしょうかね?
なかなか一般的に知られていないことなのでもっと知られれば現状が変わってくるかと思いますのでブログにしました。
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歯と同じ色の樹脂であるコンポジットレジン(CR)を、直接、歯に盛り足していくことで、
むし歯の治療や、歯の形・色をかえたりすることが出来る
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