2015/05/19

治療例 歯間離開を大胆にダイレクトボンディングで改善した例

前回の答えです。

上:治療前 下:治療後
クリックすると拡大して見れます。
歯と歯の間に隙間がある歯並びを専門用語で「歯間離開」と言います。
やはり前歯のところ、特に真ん中にあるとやはり目立ちますよね。

歯間離開の治療方法としては、代表的なもので

  1. 矯正する
  2. 全体を被せる(メタルボンド、オールセラミックなど)
  3. ラミネートベニア
  4. ダイレクトボンディング

といったところです。

やはり矯正が一番の選択肢になると思います。
すきっ歯は歯並びの問題なので、歯並びを治す方法は矯正だからです。

しかし、費用や期間、矯正装置を付けたくないなどの理由から出来ない、断念される方もいます。

今回の患者さんも色々な理由から矯正は選択肢になりませんでした。
ということで、当医院では一番歯への負担が少ない治療方法の「ダイレクトボンディング」をおすすめしました。
毎回のことですが、カウンセリング時に硬化させないでデモを行い、治療後のイメージを共有させて頂きました。

「ダイレクトボンディング」は歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を詰めていく審美治療です。
今回は、右2番から左3番までの5本に行っています。
削ったのは左右の2番の根本にできている変色部分を少し除去した程度で麻酔も無しで行っています。

さすがに同時に5本は大変で、清掃してラバーダム、途中休憩を含めて3時間近くかかりました。
治療後はさすがにフラフラになりましたね。

ダイレクトボンディングは、色、形、透明感、質感を色々な種類のレジンを組み合わせて再現していくアート的なところがあります。
実際にレジンをつめるのは1mm以下で、その1mm以下の中で再現をしていくことになるので米粒の半分の半分くらいのサイズのレジンをとってはつけるを繰り返していきます。
今回も最終的に5種類くらいのレジンを使っています。

私はこの「ダイレクトボンディング」という治療方法がかなり好きです。
歯をあまり削らないというところもそうですが、一番の理由はすべてを自分の手で完成させれるというところです。
どうしても被せ物などは技工士さんに作ってもらうことになるので、非常に綺麗に出来上がっても8割は技工士さんの腕にかかってくるので満足感が少ないです。
ダイレクトボンディングはその点、最初から最後まで自分の手で行っていけるので上手く行けば満足感は非常に大きいです。
その分、すべての責任は自分の腕にかかってくるので緊張感とストレスも半端ないです。

どの順番で詰めていけばやりやすいか綺麗に出来るかを考え、
粒を一つ詰めては眺めて、次のレジンを選ぶということを繰り返すという地味なことをしています。
そのために非常に時間がかかってしまっています。
特に歯と歯の間を詰める場合は、清掃性と歯同士の当たり具合も再現していく必要があるので大変です。
もちろん歯同士はひっついているわけではないのでちゃんとフロスが通ります。

終了後患者さんが鏡をみて喜んでくれると非常に嬉しいです。
患者さんが帰られた後、しばらくボーっとしていますけどね。^^



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