2014/07/12

レントゲン撮影に対する不安について

私は、仕事がら歯科関係の記事をネットで読むようにしています。

ちょっと気になる記事があったので紹介します。



「リスクと恩恵」

つい先日、小児歯科が専門の大学教授から、こんな話を聞かされた。

 「歯科にとってエックス線写真から得られる情報はとても貴重。ところが、最近はわが子の撮影を拒む親が多い。放射線被ばくに過敏になっているのだろうが、正確な診断や治療の妨げになる。困った問題です」。

 東京電力福島第1原発事故の心理的な影響もあるのかもしれないが、なぜそこまで過敏になるのか、教授には分からないという。

 歯の中に隠れている虫歯や神経が通る根管の状態、歯周病の進行で溶けてしまった歯槽骨など、歯科エックス線写真がもたらす情報は豊富かつ有益だ。

 では、撮影に伴う被ばく線量はどれほどだろう? 口の中にフィルムを入れ、外からエックス線を照射して歯や周囲の組織を撮影する口内法なら1枚につき0・01ミリシーベルト。上下の顎の骨全体を写せるパノラマ撮影でも0・03ミリシーベルト。

 東京―ニューヨーク間を旅客機で1往復した場合の宇宙線による被ばく線量0・2ミリシーベルトや、胸部エックス線撮影の0・05ミリシーベルトと比べても、かなり少ない。

 もちろん、わずかであってもリスクはゼロではない。しかし、正しい診断が行われない場合のリスクも考えるべきだ。医療に限らず、何事にもリスクとベネフィット(恩恵)の両面がある。要は恩恵がリスクを上回るかどうかなのだが。

 ワクチンやステロイドなどの薬剤をめぐる議論でも、この国ではリスクに恩恵が覆い隠されてしまいがち。両者を冷静に評価する姿勢が必要だ。(K)





私の診療所がある広島ではレントゲン撮影に対する不安が他の県よりも大きいような気がしますね。
私が広島大学で研修医だった頃に何度がレントゲン撮影を拒否される年配の方がいました。
原爆ということがあったので仕方ないとは思います。

けれど、この記事にもあるように、リスクとベネフィット(恩恵)の両方を考えてほしいと思います。

なんでもかんでも無駄にレントゲン撮影するのは良くないですが、歯科におけるレントゲン撮影はかなり重要です。
歯は、硬い組織で、しかも歯ぐきや骨の中に埋まっていて外から見える情報というのは限られています。
マイクロスコープ(顕微鏡)を使っても所詮は見えるところがより拡大されてより見えるだけです。骨の中は見えません。
見えないものを感や経験で診断するのはかなりリスクが有ります。

今では、レントゲン撮影もデジタル化され、かなり被曝量が減っています。
もともと歯科のレントゲン撮影は被曝量が少ないというのもあります。

安心して、レントゲン撮影を受けて、より良い診断・治療を受けてくださいね。



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