Slow Dental Clinic　広島県福山市の自費専門歯医者さん: 治療例　ブリーチングの結果歯茎の色が改善した例

2018/08/29

治療例　ブリーチングの結果歯茎の色が改善した例

SlowDentalClinicの院長の東（あずま）です。

もう９月になろうとしているのに相変わらず暑い日が続きますね。
熱中症にまだまだ気をつけてくださいね。

さて久しぶりに治療例を載せますね。

前歯の色調が気になるという事で当医院に相談に来られました。

確かに右上１番目中切歯（向かって真ん中の左側）だけがなんか色があっていませんね。

詳しく聞いてみると、１０年くらい前にぶつけてこの歯が抜けてしまい、歯医者さんで戻して固定してもらったそうです。
ぶつけて抜けた場合は、すぐにもとの位置に戻せば、またくっついて普通に使えるようになることもあります。
そして、安定したら、神経の治療を行う必要があります。
やはり一度ちぎれた神経は復活しませんからね。
しかし、今回の場合は、神経の治療を行わなかったために、痛み等の症状は出なかったようですが、歯が変色してきたようです。
神経が死んでしまったのに適切な処置をしなかった場合は、変色が起こりやすいのです。

で、４年ほど前に歯医者さんに変色を相談したら、上の写真のように歯の表面にマニキュアのように白いレジンを塗って色を回復してもらったようです。
多分「ホワイトコート」という製品だと思います。
この手の上から塗って色を回復する方法の欠点はどうしても、

透明感がなくなる
厚みが増す

ということですね。
透明感がある素材だと黒色が透けてしまうから仕方ないですよね。
なので、どうしても審美回復には限界があります。

あともう一つ気になるのは、歯茎も黒く見えます。
これは、歯の根が黒く変色し、それが歯茎を通して透けているからと考えられます。
なので、歯肉に治療しても色はもとには戻りません。

レントゲンを撮ってみると数ヶ月前に根の治療をしていましたので、歯のブリーチングを行うことにしました。
（根の治療をした歯医者さんではブリーチングは自信がないと言われたそうです）

「ブリーチング」というのは、歯の中に漂白剤を入れて歯を白くする昔からある治療方法です。特に新しい方法ではありません。
詳しくは、
▼「ウォーキングブリーチとは」
こちらを参考にしてみてください。

歯を裏側から見た写真です。
治療する前にホワイトコートを除去して現在の歯の色を知りたかったのですが、後ろから見てもわかるようにかなりの変色ですからある程度色がきれいになってから除去しないと審美的に問題が出ますね。

ということで、ブリーチングを２回行いました。
すると、かなり歯の色の改善が見られたので、ホワイトコートを除去し、薬を入れるために削ったところをレジンで埋めました。
表側に損傷がなかったのは良かったです。

治療後がこれです。

全く違和感ないようになりましたね。
ブリーチングはどれくらい白くなるか？、自然な感じになるか？はやってみないとわからない治療方法ですが、今回はかなりうまく出来たのではないでしょうか？

成功率を上げるためには根管内のレジンをきれいに除去する必要があります。
当医院ではマイクロスコープ（顕微鏡）を使用して過不足なくレジンを除去させてもらい成功率を上げる努力をしています。
マイクロスコープを使うのは、歯と同じ色のレジンですから裸眼では違いはなかなかわかりにくいからです。
結果は良い感じになって良かったです。

そして、歯の色もきれいになりましたが、歯茎もきれいになっているのに気が付きましたか？
根の色もある程度改善したことで透けて見えていた黒色がなくなりもとの綺麗なピンクに戻りました。
メタルボンドなどの被せ物をしても歯茎の色の改善はしませんし、歯を大きく削ると歯の寿命も短くなりますから、今回はこの治療方法の選択肢が一番良かったと私は考えています。
今回は、もともと詰めてあったレジンを除去しただけですから、歯へのダメージは少なく済んだと考えています。

当医院でのブリーチング料金は、
1つの歯につき

・・・・・初回　10,800円（税込）　　　　　　
・・・・・2回目以降　2,160円（税込）　　　　
になります。
治療後のダイレクトボンディングは別料金（今回は32,400円）になります。
相談してみたいなと思った人は気軽に連絡をよろしくおねがいします。

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▼ホワイトニング　ｉｎ広島福山