2012/06/29

好きなスピーチから原発再稼働について考えてみた。

かなり前に、Youtubeで見て感動したスピーチをふと思い出したので再び見てみた。



1992年リオ・サミットにおける当時12歳だったセヴァン・スズキ氏のスピーチ
上のリンクをクリックすると文章で読むことができます。ぜひ読んでほしいです。

自分にも、子供がいるし、2人目がもうじき生まれようとしている。
色々考えさせられる。

原発については、「必要なのかも」と昔は思っていたが、
やはりこんな事故が起こると、
「人間がコントロール出来ない様な力のあるものをあえて扱う必要があるのか?」
と思ってしまう。

このスピーチにもあるように、


「オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。

死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所に
どうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、壊しつづけるのはもうやめてください。」


確かにそうだ。
原発事故の後は、どうすればいいか未だに誰も答えを見つけていない。
なら、やめるべきなのだろうね。

「争いをしないこと
話しあいで解決すること
他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたずけること
ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
分かちあうこと
そして欲ばらないこと

ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。」

ずっしりときますね。

原発を再稼働するか、しないかでは、新しい発想は生まれない。
いい機会なので、原発なしでどうにかする方法を考えたほうが、新しい発見が生まれるのかも知れない。
神が与えたチャンスかも知れない。

そんな風に思ってしまう。



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2012/06/25

<インプラント>歯科医6割「トラブル」…学会が指針作成へ

Yahooのニュースでインプラントの記事が載ったので紹介。


この記事を読んでみなさんはどう感じますか?

私の意見としては、
インプラント治療がほとんどの歯医者で行われているのが問題だと思いました。

最近の歯医者は、ワーキングプアーの職業にも選ばれるほど厳しい状況です。
そのため、利益率の良いインプラントに歯医者が飛びついたのは理解できます。

しかし、インプラントは誰もが出来るほど簡単な治療ではありません。

模型上でする分には、骨に穴を開けて、インプラントをねじ込めば出来るという、
日曜大工程度のレベルに見えます。

でも、実際に治療する相手は生きている人間です。
木や金属ではありません。

すべて患者ごとに状態が違ってきます。
骨の量、傷の治り具合、全身の健康状態、残っている歯の状態などなど。
考慮に入れるべきことは多数です。

口腔内の骨や血管、神経の位置などは非常に複雑なのに、
平面でしか見れないパノラマレントゲンのみで大丈夫だと言えますか?
CTは必要だと思います。

全身状態チェックしていますか?
患者さんが知らないだけで糖尿病や骨粗しょう症とかになっていませんか?
血液検査は必要だと思います。

色々考慮にいれるべきだし、
色々検査すべきだと思います。
それもなしに治療できるって、
それは、みないふりして、突撃しているだけのように見えます。

ちゃんとした治療には、ちゃんとした費用がかかりますよ。
安いのは何か理由があると思いますよ。
と言いたい。


あと、インプラントすることのみになっていませんか?
他の部分の歯周病の治療や、口腔ケアの方法も学ばずにインプラントするのもおかしくないですか?
口腔内にインプラントとはいえ異物を入れるんですよ。
汚くて良いわけ無いですよ。
口腔内管理出来るように教育しないのも、やりっ放し、無責任だと思います。

私個人として不思議に思うのは、
歯周病治療をせずにインプラントしたら、
次また歯が抜けたらまたインプラントするんでしょうか?
歯医者を儲けさせているだけですよ。

年をとって寝たきりになったとき、
その歯医者はちゃんとそのインプラントに責任をもってくれますか?
除去するの大変ですよ。

責任をもってやってくれるところを選ぶべきですよ。
と言いたい。



ほとんどの歯医者でできるようになったというのはおかしな話です。
みんながやっているから自分の病院もやらないと経営出来ない。
そんな理由のポリシーのない歯医者で自分のからだを危険にさらす必要は無いと思います。


ちょっとそんな風に色々思ってしまった記事でした。




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2012/06/18

馬の目はどうしてそんなにやさしいのだろう?

先々週の日曜日に家族で車で1時間の距離にある牧場に行って来ました。

私が往診で行っている障害者施設の皆さんが
遊びに行って良かったということだったので、教えてもらいました。


大きい馬が4頭います

やぎさんも沢山います

かわいい子やぎもいます

餌がもらえると思ってみんな注目です

娘は馬に乗せてもらいました。

馬は大きいのにやさしい。

年配のやぎは貫禄がありますね。


馬に餌をあげる娘。全然怖がらない。
車で向かうとかなりの山の中をいき、カーナビが無いと確実に見落としてしまう感じでした。

私の勝手な思い込みで、「牧場=広大な草原」と思っていたら、
意外にこじんまりとしていてびっくり。

1時間くらいで飽きるかなぁって思ったら、3時間もそこでゆっくり過ごしてしまいました。

馬ややぎに餌をあげたり、娘は馬に乗せてもらいました。

娘は3歳ですが、全然怖がりません。
犬とかヤギには怖がるのに、馬には、もっと小さい頃からなぜか怖がら無いのです。
目が優しくて好きなんだそうです。
確かに大きいのに非常に優しい目をしていますよね。

馬の背中に乗ってご満悦でした。

妻は、ずっとヤギに餌をやっていました。
意外にこういうスローなのも好きなんだと思いました。

その後、となりの牧場のアイスクリームを食べました。



こういう場所で食べるものは全部美味しいですよね。
持ってきたお弁当も食べて非常に満足です。

こういうスローな楽しみをもっとみんな持つべきですね。
「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書きます。
ゆっくりと流れる時間を楽しみましょう。
そうすれば、馬のようなやさしい目をすることが出来るかも知れませんよ。

反対咬合のヤギ


ちなみにヤギの1匹が反対咬合(受け口)なのが気になりました。
やはり歯医者なんだなぁって思いました。



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2012/06/11

技術と同じくらい必要なこと

先週の日曜日に髪が長くなってきたので切りに行きました。

その時担当してくれた美容師さんの態度が非常に気になりました。

元気が無い上に、ぼそぼそ話す。
笑顔も無い。

しかも、非常に雑な手さばきでした。
髪の毛を強く引っ張るし、ハサミでちぎるように強引に切るので心地良くなかった。
最終的には、ハサミの先が頭に当たって非常に痛い思いをすることになった。

髪を切る時は、結構気持ちが良いもので、私は好きなのですが、
今回は非常に不愉快で非常に残念でした。

さて、ここで問題なのが、この美容師さんは、私の頭にハサミの先を当てた後は、
さすがにやばいと思ったのか、非常に丁寧に髪を扱うようになった。
明らかに、前後で感じが違ったのでした。

つまり、やれば出来るのにしていなかったということですね。

何か、嫌なことでもあったのかも知れない。

よく「プライベートなことを持ち込まないのがプロ」ということが言われますが、
どうなんでしょうね?

確かに、ある程度は感情のコントロールでクリアー出来るのでしょうが、
やはり最高のパフォーマンスを出すには、最高の精神状態が必要だと思います。
つまり、仕事に専念できるような環境を作ることが必要だと思います。
例えば、
  • 疲れすぎない程の仕事量
  • 焦る必要のない込み具合
  • 適度な休憩・休日
  • 使いやすい道具・配置
  • 心地良い室内環境
などなど。

私も、非常に忙しい病院で診療した経験がありますから、
この焦るくらい混んできたり、疲れが溜まってくると明らかに自分のパフォーマンスが下がってくるのがわかります。

最高のパフォーマンスを出すために、自分の病院を作る時は、忙し過ぎない様にしたいですね。
その方が、自分にも、患者様にも良いはずですからね。


さて、もうひとつ、最終的に、髪型は非常に良い感じに出来上がり、家に帰ったら妻に褒められました。
つまり、技術は悪くないということですね。
でも、心地良くない。

私たち歯科の治療というのは基本的には心地いいはずはありません。
ドリルで削ったり、麻酔したり、型を取ったり、歯を抜いたり。

でも、話し方、顔や口の中への触れ方などで、大きく感じは変わると思います。
どうリラックスしてもらうかというのは、技術と同じくらい大切で必要なことだと思います。

技術は素晴らしいけど・・・って思われるのはもったいないですよね。
逆はもっと問題ですけど。

色々考えさせられる出来事でした。



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2012/06/02

ドクターせっかちと言われないようにしないとね。

最近、わたしが、大いに関心がある「スローライフ」という概念があります。

今読んでいる「スローライフ入門」(カール・オノレイ著)からちょっと医療に関する文章があったので紹介したいと思います。
長文の引用になりますがお許しを。


スロードクター 患者の声に耳を傾ける医療

私の名前が呼ばれると、病棟勤務員から診療室に入るように指示された。中に入ると若い医師が机に向かって座っている。

とたんに心が沈んでいくのがわかった。あらゆるものが、ネクタイについたコーヒーの染みまでもが、こう訴えていたからだ。

さっさとすませてくださいね!

彼はあいさつもそこそこに、つぎつぎと質問を繰り出してくる。

どこが痛むんですか?いつからですか?どんな時に痛みますか?

彼が求めているのは、素早く返ってくる簡潔な答え。

わたしが詳しい説明をしようとすると、それを遮るようにして断固とした口調で自分の質問をくりかえす。これではラチがあかない。わたしは、自分の怪我のことをあますことなく伝えようとしているのに (スポーツの習慣を変えたこと、痛みがひどくなるまでの過程、鎮痛剤やストレッチングの効果、普段の姿勢に影響があらわれてきたこと) ドクター・せっかちが望んでいるのは、質問事項の枠にチョイチョイと印をつけて勤務時間を終わらせることなのだから。

短い診察の間に、彼はちらっと腕時計を盗み見た しかも、二回も。

痛みの原因を特定できなかったので、今の鎮痛剤を飲みつづけ、階下に行って、MRIスキャンと血液検査を受けるようにとドクターが言う。

もっと訊きたいことがあったのに、わたしの持ち時間はそれで終わり。

わたしは痛む足をかばうようにしながら外科の病棟を後にした。

なにしろ、診察を打ち切られてしまうほどの重症患者なのだ。


ファストな医療が見過ごしていること

自分も同じ気持を味わったことがある、という人が大勢いるはずだ。世界中の病院や診療所で、医師たちが急いで診療をおこなわなくてはならないというプレッシャーにさらされている。

過度の負担に苦しむイギリスの国民保険サービスでは、一般家庭医の平均的な回診時間は六分前後。

潤沢な資金に恵まれた個人病院でも、医師たちがせっかち菌の犠牲になっている。いつでも対応できるようにポケットベルで管理されて、いわゆる”ポケベル医療”を行うはめになっているからだ。

結果的にできあがったのが、その場しのぎの応急処置に基づく医療文化だ。西洋医学には、患者の話にじっくりと耳を傾けて、健康状態や精神状態やライフスタイルといったあらゆる面から患者の状態を探っていく代わりに、とりあえずは目の前の症状に狙いを定める傾向がある。

その次に来るのは、十中八九はテクノロジーだ

スキャンに、薬物療法に、外科手術。いずれも短期間で手っ取り早い結果を導くためのものであり、患者の方でもそのあわただしさに荷担している。

秒単位で時間を計算するような世界では、わたしたちの方でもできるだけ速やかな診察、治療、治癒を望んでいる

いや、それが当然だと思っているのだ。



この文章を読んで、心に響かない医療関係者はいないと思う。

どうしても忙しい診療をこなしていると目の前の症状のみに目が行ってしまい、その症状を持っている患者を一人の人としてみることがなくなってしまっていることがある。

いわゆる視野が狭くなっている状態だと思う。

目の前の虫歯や歯周病をなおすために削ったり、詰めたり、抜いたり。

その背景にある「なぜ、そうなったのか?」をなおさない限りまた同じことが起こるのに、その原因を探すことなくその結果のみを突貫工事している。

う~ん、どこで間違えたのか・・・

もっと、話を聞く時間を取らないといけないのだろう。
もっとスローな治療をしていくべきなのだろう。

そう思いました。

自分の診療スタイル、診療理念みたいな根本的なことを考えさせられます。

最後に、もうひとつ引用を


「なんだか、わたしがひとりで文句を言っているみたいで。ほら、先生たちの時間を無駄にしているような気分にさせられてしまうんです」


気がつかないうちにそんなことを思わせているかもと心に刻んで頑張って行きたいと思います。



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