2025/07/05

治療例 ダイレクトボンディングで削らず・痛みなく「すきっ歯(歯間離開)」を改善

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。



すごく暑い日が続いていますが、体調は大丈夫ですか?
今年の夏は涼しいのかと思っていたらしっかりと暑くなっていますね。

今年も庭に植えた夏野菜の収穫が始まりました。
ナスやミニトマト、ピーマンの色は美しくて嬉しくなります。
ツヤツヤです。

さて、恒例の治療例の紹介です。
今回は、歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を歯に直接盛ることで歯の形や色を改善する審美治療「ダイレクトボンディング」です。

今回の患者さんは男性の大学生です。


上顎の前歯に隙間があり当医院に相談されました。
すきっ歯は歯並びの問題なので矯正治療が第一選択になること、他の治療方法なども説明しながらカウンセリングを行いました。

レジンは強い光を当てないと固まらないので、簡単にデモをすることができます。


デモをすると、治療後のイメージを患者さんと共有することができるので非常に有益だと考えています。
すきっ歯の治療を行うと必ず隙間の分歯が大きくなります。
せっかくすきっ歯が治っても今度は歯が大きいことが気になっては意味がないですからね。
デモでは治療後の様子を顔とのバランスなどを見ながら検討することができます。
デモ後は、レジンは完全に硬化していないので簡単に除去できます。

日を改めて、本番です。
当日は、ラバーダムを行い、清潔に保ち、しっかりと乾燥させレジンの脱離を防ぎます。



治療時間は約1時間半くらいです。
数種類のレジンを何層にも重ねて作っていきます。
左右の歯はちゃんと独立しているのでフロスも通すことができるので清掃性も高いです。
歯も削っていませんのでダメージはありません。
治療に痛みもないので麻酔もしていません。

ダイレクトボンディングの費用は
1本  44,000円(税込み)
となります。

ダイレクトボンディングは治療を行う歯医者のテクニックとセンスが結果に影響します。
私のテクニックとセンスはこんな感じです。
相談したいと思われた方は気軽にお願いします。

他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。


















2025/06/29

自費診療専門歯科医院とは?

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

当院は「自費診療専門」の歯科医院です。

自費診療専門の歯科医院は全国的にも非常に珍しく、多くの方が「なぜ保険診療を行っていないのか?」と疑問に思われるかと思います。ここでは、当院が自費診療専門という形をとっている理由について、改めてご説明させていただきます。


ほとんどの歯科医院は、「保険診療」を行っています。
保険診療を行うには、歯科医師が「保険医」として登録し、医院自体も「保険診療施設」としての登録が必要です。

保険診療には以下のようなメリットがあります:

  • 治療費の自己負担が1割〜3割と低く抑えられる

  • 全国どこでも、同じ金額で治療が受けられる

私自身も「保険医」としての資格は持っていますが、スローデンタルクリニックではあえて保険診療施設としての登録をしておらず、保険診療は行っていません


保険診療は国が定めた治療費の中で診療を行う仕組みです。しかし、その診療報酬は世界的に見ても非常に低い水準です。そのため、保険診療だけで医院を維持するには、短い時間で多くの患者さんを診る必要があります

結果として、

  • 一人ひとりにかけられる時間が短くなる

  • 「30分待ったのに、5分しか話せなかった」といった経験につながる

  • 丁寧な説明や、納得のいくカウンセリングが難しくなる

  • 十分な時間を確保できず、治療の質にも影響が出る可能性がある

さらに、保険診療施設には「応召義務(おうしょうぎむ)」と呼ばれるルールがあり、患者さんからの診療依頼を原則として断ることができません。人気が出て患者数が増えると、結果的に一人あたりの診療時間はどんどん短くなってしまいます。


こうした状況を避け、患者さんお一人おひとりとしっかり向き合った診療を行いたいという想いから、スローデンタルクリニックは「自費診療専門」という道を選びました。

この選択によって

  • 完全予約制による落ち着いた診療

  • 貸し切り空間でのプライベートな治療

  • 毎回、すべての治療を担当歯科医師が行う

  • 時間をかけた丁寧なカウンセリングと治療

が実現しています。

正直なところ、保険診療と自費診療を併用する方が経営的には安定しやすく、利益も大きくなるかもしれません。しかし、私は「患者さんにとって本当に価値ある診療とは何か」を突き詰めた結果、自費診療専門という選択に至りました。

スローデンタルクリニックは、一般的な歯科医院とは異なる特徴を持つ医院です。そのため、最初は驚かれるかもしれませんが、患者さんにとっての最善を第一に考えた上での答えです。どうかご理解いただければ幸いです。




2025/06/08

治療例 マイクロスコープ+ダイレクトボンディング 前歯の虫歯をできるだけ小さく削り目立たないように治す

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。


今年初の野菜 ピーマンを収穫しました。
今年はナス ピーマン ミニトマト さやえんどうを植えましたが、ピーマンが最初ですね。
ツヤツヤで美味しそうです。
やはり収穫は嬉しいですね。

さて、今回ご紹介する治療例は、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」を使い、前歯の虫歯(カリエス)を目立たないように「ダイレクトボンディング」で治療したケースです。

「マイクロスコープ」とは、歯科専用の高性能な顕微鏡のことです。



実際にこの機器を使った治療を受けたことがある方はまだ少ないかもしれませんが、非常に大きなメリットがあります。

代表的なメリットは次の3つです:

  • 視野を大きく拡大できる

  • 明るくはっきりと見える

  • 治療の様子を録画できる

歯は1cm程度と非常に小さく、しかも口の中は暗くて見えづらい場所です。そのため、肉眼だけでの治療には限界があります。たとえば、直径1mmほどの小さな穴の中の状態を、裸眼では正確に把握することは困難です。

しかし、マイクロスコープを使えば、治療部位を大きく拡大して明るく照らしながら確認できるため、「削りすぎない」「削り残さない」など、治療の質を格段に高めることが可能になります。

さらに、治療中の映像は動画として記録することができます。今回掲載した写真も、実際の治療動画からの静止画です。

当院では、治療後に患者さんと一緒にこの動画を見ながら説明を行っています。

  • 治療前はどんな状態だったのか?

  • 虫歯はどれくらいの大きさだったのか?

  • 実際の治療はどのように行われたのか?

  • 治療後はどうなったのか?

といった内容を、視覚的に確認していただけます。

一般的な歯科治療では、治療前後に鏡や写真で見せることはあっても、治療の途中経過を患者さん自身が目にする機会はまずありません。しかし、マイクロスコープを用いることで、それが可能になるのです。

実際にご覧いただくと、多くの患者さんが「こんな風に治療されていたんだ!」と強い関心を持って見ておられます。

では実際の治療写真を見せながら紹介していきますね。

まずは、治療前の口腔内写真です。





今回の症例は、左上の1番目の歯(中切歯)の遠心側、つまり2番目の歯との間にできた虫歯(カリエス)の治療です。

表側からはほとんどわかりませんが、裏側から見ると、黒く変色している部分がうっすらと透けているのが確認できます。




こちらが治療後の写真です。
内側にあった黒い影が消えているのが分かると思います。

ここからは、マイクロスコープで撮影した実際の治療の様子をご紹介します。
映像は動画から静止画を取り出したもので、画質は若干落ちています。


動画から取り出しているので少し画質が落ちます。


緑色のシートは「ラバーダム」です。

治療中に唾液などが入り込まないよう、ラバーダムというゴムのシートを使用しています。
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.slowdentalclinic.com/%E3%81%93%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0

また、隣の歯を傷つけないように、薄い金属のフィルムでしっかり保護しています。

裏側から慎重に削っていくと、すぐに虫歯のある「穴」に到達します。
中はまさに虫歯のイメージ通り、真っ黒な状態です。


この穴の大きさはわずか1mm程度。
しかし、マイクロスコープで拡大すると、細部までしっかり確認しながら処置できます。




細いバーを使い、虫歯の部分だけをピンポイントで削っていきます。



次に使用するのが「う蝕検知液」という、虫歯の部分が青く染まる専用の液体です。
青く染まった部分のみを削り、染まらなかった茶色い部分は削りません。
この段階で、必要な処置だけを行うことで、削りすぎや削り残しを防ぐことができます。


接着力を高めるために表面を酸で処理するエッチング処理です。


接着剤を塗布するボンディング処理です。


液体状のコンポジットレジン(CR)を流し込んでいます。


最後にラバーダムを外し、かみ合わせなどをしっかりチェックして治療終了です。

裏側から最小限の範囲だけを削っているため、表側には一切影響がありません。

マイクロスコープを使った治療は、非常に精密かつ最小限の処置が可能になるという点で、患者さんにとっても大きなメリットがあります。
ただし、使いこなすにはある程度の訓練と経験が必要です。

現在の私の技術では、このようなレベルの精密治療が可能です。
どうぞお気軽にご相談ください。

他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。










2025/05/28

治療例 ダイレクトボンディングで古いレジンを除去して歯の色を変える

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

当医院には芝生と木のエリアがあり、とてもきれいで私も大好きなんですが、
自然なので手入れが必要です。
この時期は特にです。
毎週、草と落ち葉と剪定を行っていますが、雨が降り、1週間もするともとに戻っています。
嫌いなことではないし、毎年のことなのですが、心が折れそうになりますね。
元気なうちは続けていきたいと思います。

さて、治療例です。
今回は「ダイレクトボンディング」です。

「ダイレクトボンディング」は、歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を歯に直接盛っていくことで、歯の色と形を変える審美歯科治療です。


20代女性
10年くらい前に歯をぶつけて欠けて歯の神経を取っている。
歯の色が変わってきて気になると相談されました。

イベントがすぐにあり、それまでに何とかきれいにしてほしいと希望されました。

このような歯の神経を取って変色している場合は、まず「ブリーチング」というのを行い、歯自体の色を白くする治療をした方がよりきれいになるのですが、今回は時間がないということで「ダイレクトボンディング」のみで治療することになりました。





治療後です。

左上1のみ表面のレジンを除去してレジンを全体に盛っています。
歯の色が変色して濃くなっている上に半透明なレジンを盛って色を調整するので限界はありますが、目立ちにくくなったと患者さんは喜んでくれました。

治療の選択肢が増えるますので出来るだけ期間に余裕を持って治療にいどまれると良いと思います。

ダイレクトボンディングの費用は
1本  44,000円(税込み)
となります。

ダイレクトボンディングは治療を行う歯医者のテクニックとセンスが結果に影響します。
私のテクニックとセンスはこんな感じです。
相談したいと思われた方は気軽にお願いします。

他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。






















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