▼歯科医院でもポイント還元 患者集め?規制に二の足
「加盟医院で治療を受けた患者は、同社のウェブサイト上で治療や設備の満足度について6問のアンケートに答え、歯科医院の口コミを書き込むと、治療内容によって100円~1万円相当のポイントをもらえる。
ポイントの付け方は、歯科医院に任せられているため、患者の勧誘に活用できる。1回の治療で100ポイントをつける医院が多く、初診時や検診1回につき500ポイント、患者を紹介すると1千ポイントをもらえる医院もある。500ポイントたまると1ポイント1円として、商品券や電子マネーに交換できる。」
歯科のコンサルタントたちは色々なことを考えますね。
考えることは良いのですが、これは保険診療のルールから言うとアウトっぽいです。
数年前に、治療を受けた後、別の階の部屋に行って領収書を出すと、負担分返金していた病院がありましたが、これも違法という結論になりました。
パチンコ屋の換金所みたいですよね。
患者さんサイドから見ると確かに、ポイントがついてお得なのになんでいけないの?って思うかも知れません。
しかし、保険診療のルールは、日本全国一律の料金で、同じ治療が受けられるということです。
そこから考えると、値引きと言うのは保険診療のルールに反しています。
この手の値下げをすることがOKになってしまうと、まじめに保険診療のルールにそって頑張っている保険診療所の患者さんが減って損をしてしまいます。
どうして値下げを禁じているかというと、値下げ競争がすすめば治療コストを減らさなければなりません。そうなると、滅菌や治療が雑になるということが起こるかもしれません。
そうなると、結局損をするのはその治療を受ける患者さんなのです。
ルールはルールです。
反することをしたいのであれば、保険診療をやめればいいのです。
例え自分が得する場合でも、ルールに反しているお店や病院、会社等から物やサービスを買うという行為は、自分が応援して、手を貸しているのと同じことになります。
目先の利益だけをみるのではなく、ちゃんと見極めましょう。
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