小さい虫歯と思って始めたらかなり大変でした。
口腔内をミラーでみてみると、見えにくいところにありました。
多分、親知らずがあって、その間が虫歯になっていたのでしょう。
咬合面(かみ合わせの面)と頬側面(頬の面)に歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)が詰めてありました。
この歯の治療は非常に難しいです。
というのは、見えにくいし、道具も入りにくいです。
奥まで入れるとおえっとなるし、他の歯や頬など邪魔をするものもたくさんです。
歯を取り出して治療できたらすごくやりやすいのにって思う一番の部分です。
こういう時は、今まで練習してきたミラーテクニックが役にたちます。
奥の部分を削っていると、なんか怪しい。
詰めているCRの下に虫歯が続いている気がする。
ということで咬合面のCRを除去してみるとやはり虫歯が・・・。
そうなると頬側面も怪しい。
で外してみると
CRの下は虫歯でドロドロになっていました。
奥歯のこの部分の虫歯を完全に除去するには非常に時間がかかります。
見えない、道具が入らないからです。
どうしても保険診療の時間だと10分から15分で治療する必要があります。
そうすると、取り残しが出たり、逆に削り過ぎたりしてしまいます。
もう少し、ゆっくり治療出来れば良いのですが・・・。
今回は、昼休憩で時間たっぷりありましたので、虫歯除去だけに40分かけました。
茶色く見えますが、虫歯は完全に除去しています。
非常に疲れました。
そして今度は、CRを詰める作業になります。
こちらも40分かけました。
全部で1時間半くらいかかったことになります。
私の今の技術では、この奥歯のCRの審美的に詰めるのはこれが限界です。
こんな奥歯でも無傷の歯のようにCR出来る先生の写真をHPやFBで見かけますが、
尊敬します。
私も頑張ってその領域に達したいです。
その領域に達しようと毎回頑張らないとそこには到達出来ないですからね。
頑張らねば。
さて、経過は、数日経ちましたが、痛みも出ていないようで良かったです。
奥歯の虫歯は非常に治療しにくいです。
虫歯にならないように皆さんしっかり歯磨きしてくださいね。
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