2015/08/22

治療例 奥歯のダイレクトボンディング : 今のところ私の腕はこれくらい。

左 : 治療前   右 :治療後
クリックすると拡大して見れます。

歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を詰める審美的な虫歯治療方法の「ダイレクトボンディング」治療例です。
鏡に写った映像なので左右反対ですが、右上の6番目です。
金属が外れたのでそこをレジンで治療して欲しいという希望でした。
(ちなみにその一つ前の歯(5番目)も虫歯です。次回ここを治療予定。)

奥歯のダイレクトボンディングは非常に難しい。

理由は、

  • 形が凸凹でそれを再現するのが難しい。
  • 見えにくい。
  • 器具が入りにくい。
  • 噛み合わせも考える必要がある。

などですね。

特に見えにくいので、歯医者さんが使う小さなミラーを見ながらの治療になるので、鏡の中左右反対の映像を見ながら形を作っていくことになるので非常に難しいです。

私もあまり得意ではなくて、今のところ私のテクニックはこの程度です。
フェイスブックやブログで世界中の神業的なダイレクトボンディングを常に見ているのでまだまだ改善すべきところは沢山だなぁって思う毎日です。

「奥歯なのでそこまで見えないし、ぱっと見て歯っぽくて綺麗ならいいじゃないの?」
って言われればそうなんですがそこは自己満足的な、職人的なこだわりみたいなところがあります。
出来れば、写真で大きく撮っても天然の歯と見分けがつかないくらい綺麗に治したいと思うからです。
まだまだ修行中です。



さて、見た目の問題も大切ですが、
虫歯治療ですから虫歯の取り残しがあっては駄目だし、
レジンがしっかりくっついている必要があります。

そのため当医院では、ラバーダムをしてマイクロスコープで拡大して治療を行っています。



上の写真の様にラバーダムをしっかりして口腔内の唾液や呼吸の水蒸気から遮断して、マイクロスコープで虫歯の取り残しがないか常にチェックしていきます。

マイクロスコープで治療するようになると裸眼で治療していたのがどれだけ無駄に削っていたのか、取り残しがあったのかと思ってしまいます。


上の写真は治療前のオリジナルの写真です。クリックすると拡大して見れます。
これくらい鮮明な映像で治療できるのです。
取り残しが減るのはわかると思います。
普通の裸眼で見ると歯の大きさは1・2cmの世界ですからね。

(ちなみにクランプ(ラバーダムを固定する金具)を治療する歯につけるのはあまりしないのですが、7番につけると患者さんが苦しかったので6番につけることになりました。いつもとラバーダムの色が違うのはラッテクスアレルギーを疑う患者さんだったのでラテックスが入っていないのを使いました。)

マイクロスコープは非常に良いものだと思いますが、欠点もあります。
非常に時間がかかるのです。
見えるので、気になるのです。
今回も結局2時間近くかかってしまいました。
マイクロスコープを使ってもちゃんと時間を確保しないと意味がないですから保険診療では難しいと思います。

さぁ、次は手前の歯の虫歯治療です。
頑張ろっと。


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