2020/07/23

治療例 神経をとって変色した歯を「ウォーキングブリーチ」と「ダイレクトボンディング」で自然な感じに

SlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

最近けん玉の練習をしています。
息子が小学校で、けん玉をもらってきて練習していたのを、一緒にし始めたのがきっかけでした。
せっかくやるのならある程度できるようになりたいと思いほそぼそとやっていましたら、なんとか「もしかめ」が連続で10回以上できるようになりました。
最高30回です。
この手の練習でしか手に入らないものができるようになると嬉しいものですね。
もう少し、別の技もできるように頑張ってみます。

ステイホームでも楽しめるものはあると思います。

さて、今回も治療例を紹介したいと思います。


歯の神経を取ると数年して色が徐々に茶色や紫に変色することがあります。
今回の患者さんも前歯の変色を気にされて当医院に相談されました。

この様な歯質の変色はホワイトニング等では効き目が弱いです。
というのも歯の中心付近に変色があり、流石に外側からのアプローチではそこまで効果が届かないからです。
ということで、直接歯の中に薬品を入れるアプローチをしていきます。

歯の中に漂白剤を入れる治療方法を「ウォーキングブリーチ」と言います。
これは歯科の審美治療の中では歴史のある方法らしく、昔は保険で出来たとか。
私が歯医者になったときにはすでに保険外でした。

さて、具体的にどのように治療していくかといいますと、もともと歯の神経をとったときに削った穴を再び削って作ります。


実際のマイクロスコープ(顕微鏡)の映像です。
初回歯の中を見てみると茶色になっているのがわかります。
ピンク色に見えるのは神経が入っていたところに詰めたゴム状の素材で「ガッタパーチャ」と言います。
歯の周りの緑のシートはラバーダムです。

このように穴を作って、この中に漂白剤を入れて蓋をします。
この状態で過ごしてもらうと少しずつ歯が白くなっていきます。
普通に生活してもらう → 歩く → ウォーキングということでこの名前がついています。
なかなかおもしろいですね。


漂白が終わったあとはこんな感じで茶色がなくなって中がかなり明るい感じになっています。
実際に顕微鏡で見るとよくわかります。


実際の歯はこんな感じで色が明るく自然な感じになっています。

今度は、歯の間にもともと詰めていたレジンの色が目立っていますし、
先端の部分に黒いものが透けて見えています。
黒いのは虫歯です。

ということで、虫歯をとって、レジンも除去し、薬を入れた穴と一緒に審美的にレジンを詰めていきます。
「ダイレクトボンディング」という治療方法になります。


ラバーダムをして、約2時間程度かけて、数種類のレジンを使って色や質感、透明感、形を再現していきます。
ここで色を間違えるとせっかくウォーキングブリーチした意味がなくなってしまいますから緊張します。

なかなかいい感じに治せたかなって思います。

インスタ用にまとめてみました。

ウォーキングブリーチはどれくらい白くなるかは実際にやってみないとわからないところがあり不確定要素があるのがデメリットですね。
今より白くはなるけど、希望するようになるかは保証できないといつも説明しています。

ちょっと相談してみようかなって思われる方は下にそれぞれの治療方法についてまとめたサイトを作っていますのでそちらを参考にして、気軽に相談してください。


変色した歯を白くする
「ウォーキングブリーチ」



すきっ歯を削らず治す
「ダイレクトボンディング」





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