2024/04/09

当医院でのマイクロスコープ(顕微鏡)を使っての虫歯治療のダイレクトボンディングはこんな感じです。その3

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

前回の続きです。



前回までで、金属の詰め物インレーを除去し、虫歯部分を除去したところまできました。

今回はここに歯と同じ色の樹脂コンポジットレジン(CR)を詰めていきます。


まず最初に歯と歯の間の部分を作っていくのですが、ここが一番この治療で難しく、そして精密さが求められます。
というのもここに隙間や段差を作ってしまうと、清掃性が悪くなって再び虫歯を作ってしまうトラブルが発生してしまうからです。
しかし、歯と歯の間は直接形を作ることはできない。
そのため、上の写真のように薄い金属の板を入れて、型を作ります。
このとき大切なのは、この板と歯の間がずれていたり、隙間を作らないことです。
マイクロスコープで見るとこれがうまく出来ているかをしっかりと確認することが出来ます。
この状態にするだけで結構時間をかけますが、それだけの価値がある部分です。


酸で表面を処理し(エッチング)、接着剤を塗っていきます(ボンディング)。
このときもしっかりと塗れているかをマイクロスコープで確かめていきます。
上の写真では見切れていますが、実際のドクターの視界は上下にもう少し広いので見えています。
録画する装置がワイド画面なので実際の視界より上下が少し狭くなっています。
診療に集中しすぎて見切れているのに気が付きませんでした。




液状のレジンを流し込んでいきます。
このときも空気を入れてしまわないようにしっかりと奥までノズルを入れて、ゆっくりと流し込んでいきます。
マイクロスコープで見るとよくわかります。

レジンは強い光を当てると硬化します。




歯の間を詰め終わったら今度はかみ合わせの部分を作っていきます。
一気に詰めるのではなく、もともとの歯の形を想像して作っていきます。





詰め終わったら、ラバーダムを外し、かみ合わせの調整や研磨をしていきます。
ラバーダムをした状態だと、歯の間の調整やかみ合わせの調整は出来ないですからね。
歯の間の部分をしっかりとマイクロスコープでチェックしていきます。
問題なさそうですね。


治療前



治療後

どうしても、金属の詰め物インレーを除去してレジンにかえる治療となると見た目の方に注目が集まります。
それも大切ですが、今後虫歯にならないようにきっちりと治療することもとても大切です。

当院では、

・治療時間の確保
・貸し切り診療
・ラバーダム
・マイクロスコープ

というシステムを使って、出来るだけ頑張っています。

相談してみようと思われた方は気軽に連絡をお願いします。


他の「ダイレクトボンディング」の治療例はここで見れます。
https://eastdental.blogspot.com/search/label/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0


ダイレクトボンディングについてはここに詳しく書いていますので参考にしてください。




















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