2025/02/24

歯科バナシ:セラミックだから一生審美的に問題ないは本当?

広島県福山市にあるSlowDentalClinicの院長の東(あずま)です。

今回は恒例の歯科バナシです。といってもまだ2回目ですけどね。

歯科の虫歯などの治療に使われる材料には、金属、レジン、セラミックなどがあります。

この中で、今回はセラミックについて
セラミックは、日常生活では、お皿や、洗面台、トイレの便器などに使われています。

それらに使われているのは、セラミックに以下の特徴があるからです。
・汚れがつきにくい
・審美性が良い
・変色しない
・硬い

これらの性質は、歯科の治療にとっても非常に有益で、昔から審美的な治療によく使われてきました。
とても、魅力的な材料です。

しかし、
よくセラミックの治療で「変色しないので一生審美的に問題はありません」という説明があるのですが、これは本当なのでしょうか?

確かにセラミックは変色がないので、その部分は非常にきれいなままです。
しかし、
セラミック以外のところは天然の歯なので年齢とともに変化していきます。
黄色くなってきます。
そうすると、セラミックとの色の違いが出てきて、逆にセラミックのところがきれいで目立ってしまうということが起こります。

天然の歯とは違う素材をつけるということはそういうことです。

難しいですね。


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