2014/03/28

歯科診療報酬改定の勉強会に行ってきました。

昨日、歯科診療報酬改定についての勉強会に行ってきました。

「診療報酬」という言葉は、一般の人にはあまり馴染みがないですが、
生活にとても関係があります。

患者さんが医科の病院や歯科医院に行って保険で治療を受けると、
その治療や検査に対しての病院への報酬、簡単にいえば金額が決まっています。

例えば、むし歯治療なら、何千円という風にです。

この決まっている金額の3割や1割が自己負担として窓口で患者さんが支払うことになります。

保険診療で、日本全国どこでも同じ治療なら同じ金額で受けることが出来るのは、
この診療報酬が決まっているからなのです。

で、この診療報酬は随時変更しているのですが、数年ごとに大きく変更することがあります。
今年の4月からは大きな変更のあるときで、それについての勉強です。

今回の診療報酬の改定は、点数としてはすこし上がりましたが、
実際の診療を考えると下がっていると私は感じられました。

実際、消費税も上がることも考慮すれば特にです。

それを聞くと、患者さんの病院での負担額が変わらないから良いじゃないかと思われる人もいるかも知れませんが、そんな簡単なことでは無いと思います。

というのも歯医者さんが買う材料や機材は消費税が上がる分負担が増えます。
しかし、収入は金額が決まっていて変わらないとなるとそのしわ寄せは必ず、材料、人件費などのコストを削減しないといけなくなります。
減った分をカバーするためにより多くの患者さんを診るようになり、一人あたりの時間が少なくなってくるかもしれません。

日本の歯科の治療費は他の国に比べてとても安いです。
払う側からすれば嬉しいかもしれませんが、その安さのしわ寄せは必ず治療精度に影響してきます。
日本の治療はコストパフォーマンスは良いが、やり直しが多いというのもそのためかもしれません。
つまり、結局は患者さん自身が治療のやり直しが増え、歯を失うことになります。

「価格が上がる」→「患者を見捨てる」みたいに文句を言う人がいますが、
適正な価格にする必要はあると思います。

新潟の歯医者さん「ブレス・デザイン デンタルオフィス」の吉岡先生の動画に「イギリスの歯科事情」を話題にしたのが有ります。



これを見てみると色々考えさせられます。

今の日本は、診療報酬が安くても歯医者の努力や良心で何とか質はある程度保たれていますが、
いつ、それが崩壊して「安いんだから仕方ないでしょ?」ってなるかもしれません。

皆さんも、これを期に医療の値段について考えて頂けたら嬉しいです。



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