2012/12/09

治療方法 その1 「治療例 マウスピース矯正で歯の飛び出しを治す」


で「どうやって治療したのか?」を書くといったので具体的に書いていきます。


初診時(はじめて来た日)は口腔内写真と、模型をとります。
この模型は歯のかみ合わせを見たり、歯の大きさ等を測定していくためのものです。

口腔内を検査すると、この患者さんは、左上1番(写真では右側1番)のみが理想的な歯列(歯並び)から飛び出ているという事がわかりました。

「何処を動かして、何処を動かさないか」
というのがマウスピース矯正ではとても大切だと思っています。

模型で検査すると、前歯の6本のそれぞれの歯の横幅の合計と、6本が並ぶべきスペースの幅を比べると、2.5mm程足らないと分かりました。
つまり、2.5mm程歯を小さくしないと並ばないということになります。

では、どうすればいいのでしょうか?

飛び出ている歯のみ削って小さくする?

確かに、そうすれば、1本だけ下げれば良いので楽ですが、
2.5mmも削ったら、神経に近くなったり、形がおかしくなったりします。
左右1番目の形や大きさの違いは目立ちます。
人間は左右を比べて見ているので、真ん中に並ぶ歯は特にです。

ということで、私は今回のような歯並びの場合は、
出来るだけ真ん中の左右1番は削らないようにしています。
自然な歯が一番美しいと思っているからです。

結局、今回は左右2番目と3番目の歯の間を1mm(つまりそれぞれの歯は0.5mmずつ)削り、真ん中左右1番の歯の間は形を整える程度にする事にしました。


治療計画

赤いところを削って、緑の→のように動かして、最後は青色の↓のように動かすという治療計画を立てました。

治療計画のみを見ると非常にシンプルですが、ここは非常に大切です。
何でもそうですが、計画が悪いとうまくいきません。
私も、この治療計画に非常に頭と時間をかけています。

緑の→青の↓を同時に行わないで、別々に動かしているのにはわけがあります。
たぶん同時に動かすと逆に時間がかかるのです。
理由は秘密です。^^
ここが、私オリジナルのマウスピース矯正のコツだと思っています。
聞きたい人はコメント下さい。←冗談です。


さて、実際の治療にうつっていくのですが、長くなってきたので、それは「その2」で書きたいと思います。

4ヶ月後の写真




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