私たちは真理を自分に都合の良い事と結びつける。
自分の利益や幸せと一番相性のよいことを真理だと考えたり、
あるいはしんどい仕事や生活の大変な変化を避けるために一番いいやり方を
正しいことだと思ったりする。
また、私たちは自尊心を強くくすぐってくれることが大好きだ。
だから私たちは、いかだにしがみつくようにして、
私たちのものの見方に一致する考えを支持するのだ。
私たちのものの見方に一致する考えを支持するのだ。
経済学の賢人 ジョン・ケネス・ガルブレイス
なかなか深いですね。
医療人としてこれは心の中に刻んでおかないといけないと思います。
どうしても、診断に思い込みが入り込む可能性があるということです。
ある症状をみて、こうだと診断すると、
その後、それを覆す症状などがあっても、それをあまり重要視しなかったりする。
自分の診断に固執してしまう、視野が狭くなってしまう。
他の先生の指摘で、はっと我にかえることがあります。
あと、自分の専門分野が一番素晴らしいと思ってしまう。
インプラント中心の先生は、「ブリッジや入れ歯よりインプラントだ」となってしまいやすい。
自分の考えに、正しいか正しくないか以外にいろんな要素が影響している可能性を
心の中に持っている必要がありますね。
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