毎回同じパターンなので今回はクイズ形式にしてみます。
治療後の写真から
どの歯を治したでしょうか?
正解は治療前の写真を見て下さい。
前日にぶつけて歯を折ってしまったそうです。
現在、痛みは無く、冷たい物がしみるという事でした。
折れた断面を見ても出血は無く、神経が出ている様子がなかったので、
神経を保存して歯と同じ色のプラスティックであるコンポジットレジン(CR)にて修復しました。
そのままではプラスティックをくっつける面が小さいので、
少し斜めに削って挟み込むように接着面積を作り、
酸で処理して、2種類のCRで詰めました。
私は、前歯のCRの時は、種類の違う2種類のCRを使って歯を作っています。
一つ目は、透明感が少なく少し色の濃いCRを中心に入れて透けてしまうのを防ぎます。
これによって、口の中の暗さが透けて黒く見える事を防ぎます。
2つ目は、透明感があり、色の明るいCRで表面を作ります。
これによって、透明感のある歯を表現します。
2種類の色を混ぜるので、出来上がる色を予想しないといけないので結構大変です。
あと、表面の凸凹を作ったり、先端のギザギザを作っていきます。
私は、盛って作るのが苦手なので、大きめに盛って、削っていきます。
で、約40分くらいで、
になります。
後は、痛みが出ない事と、取れてしまわない事を祈るばかりです。
CRの治療は、削る量が少なく1日で治療が終了しますが、完璧ではありません。
3年くらいすると着色や変色で詰めた所が目立つ場合があります。
その時は、また少し削って詰め直せば良い時もあります。
このブログを応援してくれる人は、下のバナーをクリックしていただけるとありがたいです。

0 件のコメント:
コメントを投稿