2013/06/11

良いイメージより悪いイメージの方が広がりやすいから厄介だ。

歯科についての記事がまた載りました。

患者争奪で激化する治療費値下げ合戦 歯医者と歯科医療の意外な真実に迫る!

を読むと、歯医者のイメージがまた悪くなってしまいそうな感じですね。

確かに、現在歯医者の業界は厳しいです。
でも、厳しくない業界って今あるのだろうか?と逆に言いたいですね。

ビジネス系によく出てくる言葉に「コモディティ化」というのがあります。

コモディティ化というのは、
ある種の商品が多数のメーカーから出てきて一般化してくる。
各メーカーが差別化することができなくなる。つまり、どれも似たような商品となってしまう。
他のメーカーとの違いを出すために価格競争に至る

という流れです。

どの業界でもこれは起こることであって、もちろん歯科でも同じです。

今歯科の業界で一番問題だと私が思っているのが、
「どこでも同じことしかやっていない」
という事だと思います。
(しっかりやっているところもありますが、全体としてという意味です。)

どの歯医者も、「インプラントやっています。」「矯正やっています。」「痛くない治療しています。」「丁寧な治療を心がけています。」「予防に力を入れています。」などなど。
HPなどの文面は同じようなことしか書いていないし、実際、やっていることも同じようなことしかしていない。
だからどの歯医者を選んだら良いのか、一般の人にはわからない。
だから、最終的にわかりやすい価格というのに目が行ってしまっている。
価格を下げるから、薄利多売のビジネスモデルになり、今回の記事のような内容になってしまっている。

つまり、各歯医者がブランド化されていないと思う。

ブランド化というとただ単に「高級」というイメージがあると思うけど、
そうではなくて、「他とどう違うのか?」というのをわかりやすく伝えることだと思う。

他の歯医者もインプラントしているから自分もしないとやっていけないというような低い考えから脱却して、ここが自分の力入れている所というのをしっかり作り、それを上手く伝えていければ良いと思う。
何でも手を出すから、「何でも屋」になって、何がメインなのか分からなくなる。コストも上がる。

まぁ、開業をまだしていない私がこんなことを言っても笑われるだけだと思うけど、
今開業の準備をしていますが、その点をしっかりと考えて自分の病院を作っていきたいと思っています。



それにしても、良いイメージより悪いイメージの方が広がりやすいですね。
歯医者のイメージアップってどうやれば良いのでしょうかね?

医者ってドラマや映画などでかっこいいイメージを作ることができますが、
歯医者ってあんまりそっち系では出てこないですからね。

「スーパー歯医者 K」とかあったとして、
「この抜かなければいけない歯を、私が根治で治してみせる」って地味すぎる・・・


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