2013/06/25

保険診療における神経をとる治療の流れ

知っておくと歯科の治療がよく分かって不安が減ると思いますので

保険診療における神経をとる治療の流れを説明しますね。


虫歯が大きくなりすぎて、神経(ピンクの部分)まで達してしまった場合です。
こうなると、何もしなくても痛い(自発痛)や、噛んだ時痛い(咬合痛)、しみるなどの症状が出てきます。
神経が一度菌に感染すると元に戻ることは今のところありませんので、神経をとる治療が必要になります。

麻酔をして、虫歯の部分を削り、細い金属の針(リーマーやファイルと呼ばれる器具)で神経を掻き出します。
この時の治療が非常に地味で、一体何をしているのだろうか?って思われるところですね。
その後、薬を入れて仮のセメントで蓋をします。
噛むと痛いなどの自覚症状が無くなるまで薬の入れ替えを繰り返します。

痛みが神経を取るとなくなるので、この頃が一番治療を中断する患者さんが多いですが、
神経を取っただけで治療は終了していません。
放置するとより悪くなるので必ず最後まで治療を受けましょう。
自覚症状がなくなったら、ピンク色のゴム状の素材で神経が入っていた部分を埋めます。


土台の型を取り、銀の土台(コア)を入れます。
保険診療では、この土台は、金属以外にも、金属のネジを入れたプラスティックタイプのもあります。

土台が入って、また形を削って被せ物の型を取ります。
つまり土台の型をとって、その次に被せ物の型を取りますので2回型をとることになります。
1回で出来ないのか?って思っている人もいると思いますが、これが保険診療の決まりです。
昔は1回で土台と被せ物が一体化したものを入れていたようですが、今はしていないです。
結果が良くなかったのかもしれません。


被せ物が入ってやっと終了です。

ひと通りの流れを簡単に説明しましたが、非常にスムーズに治療が進んで、早くした場合でも、
1回目:神経をとる
2回目:ゴム状のもので埋める+土台の型取り
3回目:土台セット+被せ物の型取り
4回目:被せ物セット
となり、最低でも4回ほどかかってきます。
歯の状態などによっては、+数回かかる場合も多いです。

何度も通っていただく理由は、それだけ色々な工程があるからです。
ご了承下さい。
絶対、中断せず、最後まで通ってくださいね。



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