保険診療は、保険に入っていれば誰でも、全国どこでも同じ金額で、同じクオリティーで治療が受けられるというシステムです。
日本が海外に誇れるシステムです。
以前アメリカのドラマで、ホームレスが病院に運ばれても、
病院は、その容姿を見てそのまま放置というシーンが有りました。
保険に入れていないと最低限の治療すら受けられないという事です。
逆にお金があればいくらでも最先端の技術を受けられるということでもありますね。
でも、この誇れる保険診療にも欠点もあります。
この全国どこでも同じ金額というのが結構歯医者にとっては辛いと思います。
東京のど真ん中で治療しても、田舎で治療しても、同じ治療なら収入は全く同じです。
患者さんから見ればこれは非常に嬉しいですが、歯科医院を経営する側からするとこれは結構大変です。
都会では、土地代も高いし、人件費も高いです。
ドクターや従業員自体の生活費も高くなる傾向があります。
つまりコストが高いということです。
普通のものを売るお店なら、商品の価格に上乗せできるのですが、この保険診療ではそれはできません。
知らない人もいるかもしれませんが、マクドナルドも全国同じ値段で売っていないです。
▼マクドナルドデータベース
さて、そうなるとこのコストを支払っていくためには、まじめに考えると、
- 効率を良くして患者さんをたくさん見る。
- 自費治療の割合を増やす。
などになりますね。
歯医者は大変です。
都会で歯医者の倒産が多いのもこのためですね。
このため、都会のほうが、自費治療に力を入れている傾向があると言えます。その為、都会のほうが技術が上がりやすいという風にも考えられますね。
保険治療のみで考えると、東京で治療を受けるより、田舎の方で、じっくり時間をかけて治療してもらう方が得という考えもありますね。
まぁ、結局は歯医者さん個人の考え方なんですけどね。
この欠点を上手く解消できるアイデアがあれば良いのですが、今のところは、歯医者さんの努力・良心で何とかしているみたいです。
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